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マイクロEV 「Miluira (ミルイラ)」(原付1種4輪)発売について
株式会社Takayanagi は、“ニュークラシカルデザイン”をコンセプトとするマイクロEV、「Miluira (ミルイラ)」を12 月1 日より発売いたします。
「Miluira (ミルイラ)」は、原付1種枠でありながら4輪独立懸架による走行安定性と電動ならではの静粛性を兼ね備え、デザインにおいては外観だけではなくフレーム等細部にわたってクラシカルなイメージに最新の技術を投入して、見て乗ってワクワク感を感じていただける次世代ヴィークルを目指しました。
バッテリーは、発火の危険性が無く安定した出力を確保できる密閉型ディープサイクルバッテリーを使用、充電は家庭用アース付AC100V コンセントにて可能です。
また、一充電当たりの走行距離35km(市街地走行(注1) を実現し、クリーンでお洒落な次世代の生活シーンを提案します。
(注1)一般市街地走行、乗車重量70kg、バッテリー新品、気温20℃、乾燥路面
開発の経緯
弊社が立地する浜松市を中心とした静岡県西部地域は、輸送機器産業を中心に発展してきましたが、バブル経済崩壊以降、生産量の減少・製造コストの削減に加え大手輸送機器メーカーの生産拠点のアジア地域への移転、リーマンショックによる更なる生産量の減少等、地域経済の低迷から抜け出すことが出来ない状態が続いています。
弊社は、日本経済の根幹であるものづくりに携わってきた中小零細企業が減少し、長年培ってきた技能・技術の蓄積が失われていく現状を新たな産業の創出により食い止めることができればという思いで平成19年より超小型電気自動車「Miluira (ミルイラ)」の車輌開発を進めてきました。
平成20年にはNPO 法人HSVP を立ち上げ、浜松が誇る技能・技術の保護と継承、雇用の創出、地域産業の発展に寄与できるよう、「made in 浜松」をコンセプトとして使用する部品の100%浜松産を目指し参加企業間での部品開発・情報の共有を行なってきました。
現在、「Miluira (ミルイラ)」の製作部品に占める割合の約90%が日本国産その内約60%が浜松産で構成されており、金額ベースでは95%以上が日本国内に支払われその内80%程度が浜松に支払われています。
Miluira (ミルイラ)のネーミング
浜松を含む遠州地方の方言「みるい」と「ら」を繋げた造語。「みるい」…幼い、未熟な、新芽のような若さ。「ら」…「~でしょ?」と同じ。平成20年開発の初号機は生まれたばかりの赤子同然。スタートラインに立った車が、これからも進化し続けるようにという思いを込めて名づけられました。

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